こんにちは。センケイです。
趣味も煮詰めると、仕事と変わらないくらい熱心に追い求めることもよくあるというもの。
そんな真剣に追いかける趣味や遊びについて、熱のこもったエッセイや考察、詩などをまとめた文集を編集し始めてから、かれこれ 1 年半くらいが経ちました。
これまで文学フリマ東京をはじめとする即売会…それこそ趣味を真剣にいとなむ人たちの集まりですね…で Vol.3 までの刊行をたしなんできました。
次はいよいよ Vol.4 ! というところですが、編集部としても本を読んで勉強したり、色々見聞を深めたりするのに時間をとろうということで
次回は 5 月ではなく 11 月…いや、12 月 1 日を目標として「ゲーム特集」を刊行したいと思います。
(ただ、5 月にも小規模ながら準備号を出そうとも思ってはいます。)
ゲームも、Vol.3 のテーマであった音楽と同様、非常に参加人口の多い趣味とも言えると思います。
今回はゲームに向けた思いの丈を綴る記事を、以下のように募集したいと思います!
〈真剣な遊び〉を追い求める合同誌「ジリィスタイル」Vol.4 に、ぜひご寄稿いただけたら幸いです。
寄稿募集1: 記事
真剣な遊び、または今回のサブテーマである「ゲーム」 (もちろんその両方にかかる内容でも構いません) にかかる、本誌紙面の記事のご寄稿を募集します。
詩、エッセイ、体験記、論考、小説など、テキスト主体の内容であれば形式は問いません。
テーマ① 真剣な遊び/趣味
私たちの文集「ジリィスタイル」は、〈真剣な遊び〉をテーマにした雑誌です。
ですので、今回も引き続き、真剣に遊びを追いかけることや、趣味を徹底してやっていくこと、これについて募集します!
趣味を通じての想いや楽しさ。その他いろいろな感慨。
特定の趣味やコンテンツの魅力の紹介、あるいは徹底して追求した先に残るもの…。
などなど。趣味への熱い想いをお待ちしております。
「真剣な遊び」に込められた詳しい意味については、前回の記事であるこちらの「特集①」の章をご覧ください。
大雑把に言えば、遊びや趣味のつもりだったのに、途中でやめたくないとか、もっともっと追求したいしたいとか、まるで仕事のように、あるいはそれ以上に徹底して、気がつけばライフワークとして行なっていた遊び。そうした遊びや趣味をテーマにしています。
テーマ② ゲーム
前回の寄稿募集では音楽について、「でも、音楽はどれほど上手くなっても、もっともっと上手くなれる。」と、天井がないという話を書きました。
無限にうまくなる余地があるから、やり尽くして飽きてしまうということを回避できる傾向にあります。
これはゲームについても当てはまるかもしれません。
元来、コンピューター戦でゲームを訓練するという場合には、ある程度のところでだいたい勝てるようになってしまって天井を迎えることも多かったかもしれません。
しかし近年、オンライン上で「俺より強い奴に会いに行く」ことがやりやすくなってくると、自分がいくら上達しようともさらに強い相手との対人戦ができる傾向にあり、人と人との間の無限に複雑なバトルがたしなめます。
またそうでなくても、ゲームというのは非常に中毒性があり、時間を掛けるという意味での真剣な取り組みは、意に反して行ってしまう場合も少なくないでしょう。
あまりに面白く、本来早く寝て明日に備えるべきシチュエーションにおいて、夜が無限に長いものだと錯覚し、あるいは「あと 5 分だけ、あと 5 分だけ」というのを 54 回くらい繰り返した結果、徐々に空が白み、鳥の声 (いわゆる朝チュン) が聴こえ…という経験をしたかたも少なくないでしょう。
このような経験は、管理能力がない僕特有の現象かと思っていたら、ラブライブ!スーパースター!! というアニメにおいては非常に真面目で生徒会長も務めるメンバーがこれに似た状況に陥り、まともに寝ておらず日中もゲームの攻略方法に obsess されてしまっているためか、奇妙な言動を繰り返すという描写がありました。ああ、私だけではないのだと安心?したものです。
考えうる記事の題材としては (こんな感じのものに限らず、自由な連想で応募頂けたら幸いですが)、
- ゲームに打ち込んだ体験記(ゲームで学んだこと/後悔したこと)
- ゲーム音楽について
- ゲームをめぐる思い出(ゲーセン、学校、友人etc)
- ゲームと他の遊びの似ているところ、違うところ
- 特定のゲームジャンルの歴史
- ゲームとしての〇〇(人生、恋愛、勉強)
- 苦しいときにゲームに救われた話
- アナログゲームについて
- 具体的な作品のレビュー/批評
- いちばん長い時間を掛けたゲームとその理由
- 実況中継の楽しみ方
- 推している人の好きなゲームについて
- カメラワークについて
- ゲームの中のミニゲームの重要さ
- インディーゲームの世界
- メディアミックス作品におけるゲームの役割
- ゲームの中だけにある独自の社会や科学法則
- メタバースの人間関係や空間の構造
- ソーシャルゲームの独自性
…などなど。
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- 第一稿締め切り: 2024 年 10 月 06 日 (日) 23:59
- 全体の骨格と、(必要なら) オチがあること
- 形式とボリューム
- 詩/エッセイ/体験記/論考/小説の場合: 420 〜 21,000 文字
- 俳句/短歌/写真の場合: 応相談
- テーマ
- ①「真剣な遊び」or
- ②「ゲーム」or
- その他 (応相談)
- 敬体か常体かは問いません。
- 文集名『ジリィスタイル Vol.4』(+ 副題)
- 文学フリマ東京 39 (2024/12/01) に初出展予定
- 参加方法: 私の Twitter 宛に、リプライ、または DM などお送り頂けると幸いです!
- (センケイの他の連絡先ご存知であれば、どれでも大丈夫です。)
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なお、発売より 1 ヶ月経過後 (2025/01/01) 以降、ブログや他冊子など掲載いただいても問題ございません。
12/01 に同時に別冊子でご掲載されたい場合は、ご相談ください。
そして、 12 月の文学フリマはビッグサイトでやるそうですね!
今回も、半ページ程度の長さの小コラムも募集しますが、こちらは別途告知します。
おまけ: 関連する話題について
…今回も少しテーマの題材についてお話しましょう。
ゲームは、けっこうテキストの書きがいのあるテーマだと思います。というのも、ゲーム研究という分野があり、比較的近年ではゲームとは何かについて様々な分析がなされてきています。
ゲームは「遊び」とはどう違うのか?
ゲームは遊びの一種には違いないでしょうが、遊びの中でも特に、中でできる選択肢や勝ち負けといったルールがしっかり定められていることが多く、「ここから内側がゲーム」といった形で境界、「マジックサークル」もはっきりと定められていがちです。
www.newgamesorder.jpこうしたお話が、たとえば「ルールズ・オブ・プレイ」でまとめられていたりします。
ギャンブルはゲームに入るのか?
例えばイェスパー・ユールさんというゲーム研究者のかたは、ゲームが満たすべき 6 つの条件を挙げていて、ギャンブルはそのうち、現実の利害に影響しない (ことができる) という条件を外しているので、(この尺度では) 微妙にゲームではないということになります。
この本では他にも、ゲームの仕組みの部分とガワの部分を区別する話があって、例えば全く同じ仕組みで関ヶ原の戦いのカードゲームを作ることもできれば、宇宙戦争のカードゲームを作ることもできるでしょう。このようにガワを仕組みと区別する話なんかもしっかり書いてあります。
日本でゲーム研究をされている井上明人さんや松永伸司さんは、書籍もありますが Web で読むことのできる対談記事もありますね。
こうしたことを踏まえて、ゲームにしかないゲームだからこそ面白い、あるいはゲームだからこそ人と共通の話題になるといった独自の面白さを見つけていくのもまた記事を書くことに役立つかもしれません。
それでは長くなりましたが、それでは、秋の文学フリマ東京に向けて、楽しんでいきましょう!