社会科学

バスドラムを二回踏む (ズズ) スランプの対策、そしてドラムマニア赤ネとの向き合い方

こんにちは。センケイです。 サブスクにあったアイマス3作品の曲約 930 曲を聴き終わりまして、第二の曲考察記事を書きたいところでしたが (そちらにおいても少しドラムマニアの話をします)、最近のドラムとドラムマニア事情のほうがスルッと書けそうでした…

真剣な遊びをテーマにした文集 第3号 (音楽号) 寄稿募集

こんにちは。センケイです。 私たち「ヴァーチャル神保町勉強会」編集部は、2022 年秋から、〈真剣な遊び〉をテーマにした文集を半年ごとに出しています。 遊びや趣味だからといって、決して手は抜きたくない。大変なときは本当に大変、それでも納得する結果…

真剣な遊びをテーマにした文集 第2号 寄稿募集 (〜04/02)

こんにちは。センケイです。 Twitter 上では折に触れて言及させていただいていますが、私、「真剣な遊び」をテーマにした文集を、ちょうど去年 2022 年の秋から、刊行し始めることにしました。 それで、フォロワーさんや、昔からの友人、週一でやっている勉…

「グループ」は最初からそこにあるわけではない…ひとりたちの小さな能動性

こんにちは。センケイです。 この度は曲としても内容としても様式美としてもすっかり『ぼっち・ざ・ろっく!』に打ちのめされたために、これを少し記事にしてみたいと思います。 主人公として描かれる後藤ひとり…音楽ユニットの中でもセンターやボーカルが主…

放任。自主性。輪をえがく夢。ニジガクの強さが分かった2期9話感想

こんにちは。センケイです。 1期、2期を通じてアニガサキが残してきたメッセージがどういうものであったか。毎話毎話が最終回だ、と言われるとその通りに感じるのですが、この9話に関しては、メッセージの集大成という風に見てもまた面白いかもしれません…

異なる立場だから、物語は立体的になる アニガサキ 2期5話・6話感想

こんにちは。センケイです。 色々な種類の遊びをしているうちにすっかり出遅れておりましたが、いよいよ推しの登場にもなった上に、壮大なスペクタルが2話続けて描かれたために、流石にこれは書かねばならぬと思い、今回は参加させて頂きたく思います。 特…

映画館にて3年ぶりに道を走り、虹を超える

こんにちは。センケイです。 先日、「ラブライブ!サンシャイン!!The School Idol Movie Over the Rainbow」について7回目の劇場視聴をすることができたため、こちらと舞台探訪について印象に残った点を言葉にしておきたいと思います。 最近のラブライブ!…

音楽が物語になるなかで私たちが受け取ったものは アニガサキ13話感想

こんにちは、センケイです。 いよいよ第13話。次々とメンバーのソロライブが繰り広げられていきましたね。 個人的にはそんな A パートを、今回は全部やり尽くしたあとで結果だけ見る回というか、エンドロールというか、そういうものとして見ていました。 こ…

市民の夢を作る、私とあなたの夢 アニガサキ12話感想

道は違えども、夢を追求していく。 そのような美しい物語について話をするとき、いったいどんな言葉を選べば良いのか、これがまたなかなか難しいところです。 ただ、このブログの場合はずっと「社会」を意識して書いてきていますから、今回もあえて「市民社…

特別なあなたの顔、唇、そして絶妙な関係 アニガサキ11話感想

こんにちは。センケイです。 さて、スクールアイドルフェスティバルに向けて動く高咲侑と、上原歩夢から見た高咲侑とのギャップがますます大きいものになり、一言でうまく全体を捉えようとするのが難しくなってきました。 それでもあえて手がかりを探ろうと…

スクスタ21章の中で確かめられる信頼関係

21章は20章と比べるとかなりストレートに素敵なお話で、言葉を付け加えるのも野暮かも、という気持ちは少しありました。 しかしそれでも、裏切りや信頼、「愛」とは何かを考えてみたら、考えてみる前よりはいくぶん、感じられたことが増えたように思いますの…

土台になっていく同好会の光と影 アニガサキ10話感想

こんにちは。センケイです。 箸休め回としてわちゃわちゃの魅力を描きながらも、物語が確実に前に進み、またトラブルの予感も描き出す。 そんなラブライブ!らしさの詰まった見事な回でしたね。 しかも、そのトラブルの予感からかえりみてみると、今までの様…

手には妥協も隠しごともない アニガサキ9話感想

こんにちは。センケイです。 果林先輩の姿はまさに代表として表舞台にたつにふさわしい勇ましさがあり、かっこよかったですね! ところで、個人的な話ですが、1話のときに薫陶を受けたある読書会がちょうどこの土日にも行われていました。 けっこうその内容…

雨を味方に作りあう、1つの未来の物語 アニガサキ8話感想

こんにちは。センケイです。 うすうす思っていたことですが、最近ますます確信してきたことがあります。 アニガサキがありとあらゆる若者の悩みを丁寧に拾おうとしているように見える点です。 昔からあるような生きづらさ、最近に始まった生きづらさ、とくに…

家族をもう一度受け入れること、信じること アニガサキ7話感想

こんにちは。虹ヶ咲学園社会科学同好会です。 嘘です。 こんな観点から書かれた記事を読みたい!という一心で、なかでも特に社会学を参考にしながら文を書いてきましたが、それを面白いと仰って頂けることもときどきあって、とても嬉しく感じています。 まだ…

デジタルと、生=ライブ、どちらも大切なもの アニガサキ6話感想

こんにちは。センケイです。 今までで一番泣いたというお声が続出する中で、一介のオタクの自分がはたして、少しでも付け加えて言えることがあるだろうか。このような気持ちに、何度なったことでしょう。 しかし、それでも、書きたい気持ちは抑えられません…

あなた、私、そして自然の変化を愛すること アニガサキ5話感想

こんにちは、センケイです。 今回もたいへん尊い回でしたね。 その印象の強さのあまり、しばらく叫び声ばかりのツイートをしていたのは、私だけではなかったと記憶しています。 スクスタ20章もまた別方向に大変印象を残すものでしたが、ひとまずはこちらの記…

つむぐ歴史、頼れるもう一人 続・アニガサキ3話感想

こんにちは。センケイです。 前回の3話感想では少し長い文を書いたものの、まだまだ熱意を持て余しているので、ええいままよと、感想の続編を書いてしまいました。 4話で新たに分かったこともありましたので、それも踏まえて楽しんでいきましょう。 手短に…

私は、私たちは、今この場で生まれるもの アニガサキ4話感想

こんにちは。センケイです。 ※ 2020/12/07 追記 ↓↓ Google でこの記事が比較的上位に出てきているようで、ご愛好ありがとうございます。 アニガサキ1期放送について、毎週各話の感想を更新しておりますので、よろしければこちらもお楽しみください。 ※ 追記…

「個人の好き」は、「皆の好き」の敵じゃない アニガサキ3話感想

こんにちは。センケイです。 いよいよ推し回ということで緊張して待っていましたが、そのインパクトは想像以上のもので、どう書いたものかと大分悩みました。 が、彼女の目指した「パブリック」を考えることで、ひとつ、この回をじっくり吟味できるかもしれ…

一人のかわいさからコミュニティーのカワイさへ アニガサキ2話感想

こんにちは。センケイです。 いきなりですが、最初にこのブログの方針について、少しお知らせします。 私は、色々な本で見つけた話を持ってきて物語を読み解くのが、自分の趣味や文章に合っていると思っているので、いつもそんな風に参考文献を載せた記事を…

好きを好きと言えることと、それを受け入れること アニガサキ1話感想

こんにちは。センケイです。 自分は割と多趣味で、色々な「好き」のお話をさせていただいているので、推しアニメといえど大量のツイートは避けようかなとは思っていました。 しかし第1話、かなり期待していたのをさらに大きく上回って素晴らしく、当初の予…

業務記録としての They Are Billions 攻略記 #01 定住する人類

こんにちは。センケイです。 セーブのできないゲームをやるとき、我々は試されています。 一度間違えたミスに対して、二度はやらないための工夫ができるのか。 どのタイミングまでに何をやるかという、設計の問題を対処できるのか*1。 ましてゾンビが大量に…

映像研がメディアを通じて作りあげる共生

こんにちは。センケイです。芝浜をめぐる映像研の作品について、 これはやはりどうしても読み解きたく、 記事をアップします。 残念ながら、その戦いの帰結については 答えに到達できていません・・・。が、 その二人の捕虜の行動の意味を示し、そして、 映…

新大学生とは言わずおススメだと思う本を挙げてく記事

生活を助ける、もしくは、生活から学ぶ キャリアや未来の暮らしを考える 取り組みをメタに振り返る 最後にひとこと 参考文献 こんにちは。センケイです。 こういう時期というのもありますが、 そもそも本当に好きで推したい本が それなりにあるので、 いい機…

いろいろな意味論 #02 プログラムの意味を決めるものを考える

プログラムの自由度は何に由来するのか プログラムにおける慣習の機能を探る まとめ 参考文献 このシリーズの目的は、以下です。 同じ「意味論」という名が付きながらも、 文章とプログラムの意味論の間に 大きな違いがある。 その間を埋めるいいやり方がな…

どちらの立場に立っても「応援するけど差し替える」一択だと思えた件

私の中のオタクとフェミニスト 信じたい物語に気をつけたいということ 補:頂いたコメントやその後の展開を受けて 参考文献 これ以上なにか言うべきか迷っていました。 しかし、個人的な目標として 「作品が社会に与える影響を研究したい」 と掲げている以上…

いろいろな意味論 #01 文章とプログラムのギャップを考える

ふとした疑問・・・本とプログラムは似ている? 疑問から野望へ 日本語の書籍からギャップを直感してみる 言語学の意味論 プログラムの意味論 なぜギャップが出るのかを考えてみる まとめと次回予告 参考文献 こんにちは。センケイです。 せっかくブログを書…

音楽の形式、その刷新を体感する NO GIRL NO CRY レポート

アニメと音楽、奏者と聴衆を架橋する RAISE A SUILEN 身体が生み出していく場 バンドサウンドからアニメへ 技術の美と構成の美、 SILENT SIREN 先輩としての暖かさ 無音の音楽、恋のエスパー 未来でもなく過去でもない『二重の虹』 未来ではなく現在 現在に…

アニメ、バンド、ファッションの接近を探る NO GIRL NO CRY レポート 前日譚

はじめに ≒ このライブについて アニメとバンドサウンドについて アニメとファッションについて 参考文献 書籍 web サイト 映像作品 こんにちは。センケイです。 前から見たかった Poppin'Party について ようやく現地で見られることになりました。 その人気…